前回までのコラムではPBFではこういったものが作れます、といった具体例を紹介しておりましたが、今回は基本に立ち返ってPBFそのものに焦点を当てていきます。
まずPBFの立ち位置について簡単にご紹介します。
PBFは数ある工法のうちの付加製造方式(Additive Manufacuturing:AM(俗に3Dプリンター))の一種です。
金属なども可能ですが、樹脂の場合は熱可塑性の結晶性材料が得意です。
PBFでできる造形は前回までのコラムで一部ご紹介しましたが、改めてまとめるとこのようになります。
射出成型には射出成型に適したデザインがあるように、PBFも同様にDfAM(Desigh for AM)をする必要があります。3Dプリンターは何でもできるわけではないということを知ってもらおうということで今回は苦手なこともご紹介しました。特に単純形状が苦手というのは意外だったのではないでしょうか? DfAMにはノウハウが必要になりまず。最近はそれを取り入れて効率化を図る企業も出てきました。弊社としても大変勉強になっております。
材料のご紹介もさせていただきましたが、弊社材料ラインナップをご覧の上、他にこういう材料でできないか、という声もお待ちしております。