今回は弊社の自動ブレイク装置であるspiceECCruを使ってみた際のレビューをします。
ブレイクとは造形が完了した後、粉の塊から造形品を取り出す工程のことです。従来は自ら金属ベラやブラシを手に発掘を行っていましたが、現在は自動化装置が作られ、お客様にも納品されています。
550HTで造形高さ420mmの造形を行い、10分間ECCruにかけました。(同一画角で撮影しています。)
内部に空間があるものを除き、大部分の粉は除去できていました。
除去が不十分な分量はダイテナ缶半分ぐらいで、残りの6缶程度は取り除かれたようです。
今回の造形高さで得られたのはこちらです。左は全面に並べたもので、大体600mm角に並ぶ量でした。丁度買い物カゴ一杯ぐらいです。製品、試作品、テストパーツなど、様々なものを同時に詰め込みました。ここまで多いとブレイクだけで2時間ぐらいかかりますが、しばらく放置したら終わっていたのでかなり負担低減を実感しました。事前の清掃が必要な場合はそこだけ手間ですが、今回の造形品では破損もなかったので総合的に好感触でした。参考になれば幸いです。